「子供が歯磨きを嫌がって、全くしてくれない・・」「虫歯が心配!」
食後や就寝前の歯磨きを嫌がる子供、非常に多いですよね。
そんな時は、子供にとって歯磨きを楽しいものにしてしまえば良いのです!
子供が歯磨きを嫌がるのは、歯磨きにマイナスイメージがあるから。
この記事では、仕上げ磨きのコツや、子供が歯磨きを嫌がる場合の対処法をお伝えしていきます。
歯磨き・仕上げ磨きのベストタイミングとは?

「子供の歯磨きっていつから始めたら良いの?」
「仕上げ磨きはいつまで?」
歯磨きを始めたり仕上げ磨きをやめる時期は、家庭によって違ったりしますよね。
ここからは、歯磨きのベストなタイミングについて見ていきましょう。
歯磨きを始める時期
基本的には、乳歯が生え始める3〜9ヶ月頃から歯磨きを始めればOK。
と言っても、歯が生えていない時期からお口の中を清潔にすることは大切です。
ガーゼなどを指に巻いて、お口の中を拭いてあげても良いですね。
歯が生え始めたからといって、いきなり歯ブラシでゴシゴシするのは厳禁。
まずは口に歯ブラシが入る感覚に慣れさせてあげましょう。
0〜1歳の赤ちゃんは、何でも口に入れてしまう時期。
これを上手く利用して、おもちゃと一緒に歯ブラシもくわえさせるといった練習も効果的ですよ。
仕上げ磨きをやめる時期
3歳頃になってくると、「自分で!」という気持ちが芽生えてくる子も。
その場合は、もちろん自分でやらせてあげて大丈夫です。
ただし、まだ奥の歯まで綺麗に磨くことができないので、仕上げ磨きは行いましょう。
小学校に入学する頃には、身の回りの事も、ほとんど自分でできるようになりますよね。
そして、「歯磨きをきちんとやらないと虫歯になる」と、歯磨きの必要性も理解してきます。
歯磨きの習慣化さえできれば、仕上げ磨きも必要ありません。
今まで子育てに奮闘していたママ達にとっては、だいぶ負担が軽くなり育児もラクに。
ここで気を付けたいのは、子供が「面倒だからやったって言っちゃおう」と手を抜くこと。
仕上げ磨きをやめたとしても、始めのうちは最後に口の中を見たり一緒に歯を磨くと良いですね。
仕上げ磨きで気を付けたい3つのこと

「仕上げ磨きを子供がやらせてくれない・・」
「いつからか歯磨きを嫌がるようになった」
仕上げ磨きの時に、子供の歯をゴシゴシと強く磨いていませんか?
仕上げ磨きのコツを知れば、子供のイヤイヤも解消される可能性大!
仕上げ磨きで気を付けたい3つのこと:①優しく磨く
子供にとって「痛い」ものは「怖い」ですよね。また、幼い子供の口の中は、とてもデリケート。
歯茎に当たらないように、歯の先端を優しく軽く磨きましょう。
前歯はクルクル、奥歯はシャカシャカと磨いてあげると汚れが綺麗に取れます。
前歯を磨く時は、指でそっと唇をめくってあげてもいいですね。
仕上げ磨きで気を付けたい3つのこと:②寝かせ磨きをする
3歳くらいまでは、膝に子供の頭を乗せ、仰向けの状態で歯を磨くのがベスト。
歯の中が見えやすく、子供もお母さんのお膝なら安心ですね。
後ろから子供の頭を抱えるように固定すると安定感もグッとUPします。
4〜5歳になってくると、仕上げ磨きをしてもらうのは恥ずかしいと思う子も少なくありません。そうなれば、寝かせ磨きではなく、対面で磨いてあげましょう。
寝かせ磨きの場合は、下の歯を磨く時に少し頭をあげ、歯並びを床と並行に。
対面で磨く場合は、上の歯を磨く時に顔を上向きにし、歯並びが床と垂直に。
こういった工夫をするだけでも、効率的に仕上げ磨きをすることができ、時間短縮にもなります。
仕上げ磨きで気を付けたい3つのこと:③黙って怒って磨かない
あなたは、無言で仕上げ磨きをしていたり、「もっと大きく開けて!」と怒ったり怖い顔をしていませんか?
まずは、「はみがきをしよう」「お口の中を見せてね」と仕上げ磨きを始める前に声を掛けます。仕上げ磨きをしている最中も、「前の歯をクルクル〜奥の歯はシャカシャカ〜」「綺麗になってきたよ!」と優しく声を掛けてあげましょう。
子供の好きな歌や、歯磨きの歌を歌ってあげるのもオススメ!
”この歌が終わるまで”と伝えておけば、子供にとっても「いつまで続くのだろう」という不安感がなくなります。
もちろん、歯科衛生を保つことは重要ですが、「きちんと磨かないと!」と思い詰めなくて大丈夫。
どんな形であれ、子供にとってママとスキンシップは、嬉しいもの。
お子さんと楽しく触れ合おうという気持ちで、仕上げ磨きをしてあげてください。
そうすることで、「仕上げ磨きはお母さんとの楽しい時間」という認識に変わり、歯磨きが好きになるはずです。
番外編!子供の虫歯の秘密

「仕上げ磨きもしっかりしているのに、子供が虫歯になってしまった!」
毎日欠かさずに歯磨きをしているにも関わらず、虫歯になってしまった経験はありませんか?
これは、”ミュータンス菌”と呼ばれる虫歯菌が、原因なのです。
ミュータンス菌は、簡単な歯磨きでは取れにくく、虫歯の元となる酸を出すパワーも強力。
このミュータンス菌、生まれたての赤ちゃんは持っていません。
実はお母さんや周りの大人の唾液から、うつるのです!
感染の最も危険な時期は、歯が増えて段々そろってくる1歳半〜2歳半。
お子さんとのスキンシップを減らす必要はありませんが、以下のことに気をつけましょう。
- 子供へのキス
- 大人が噛み砕いたものを子供に与えない
- スプーンなどを共有しない
- 周りの大人が虫歯菌の減少に努める
「どうせ生え変わるのだから」と、乳歯の虫歯をあなどってはいけません。
乳歯の虫歯は、大人になっても続いたり、永久歯の歯並びにも影響します。
歯磨きだけでなく、”ミュータンス菌”の感染防止にも配慮して、虫歯ゼロの歯を目指しましょう!
まとめ

ここまで、歯磨きを始めるタイミングや仕上げ磨きについて、見てきました。
- 歯磨きは乳歯が生え始めたら
- 仕上げ磨きは小学校入学まで
- 優しく磨いてあげる
- 寝かせ磨きで磨く
- 仕上げ磨きは楽しい雰囲気の中で
このようなことを実践し、子供が歯磨きを好きになれたら子育てもずっとラクになるでしょう!
ぜひ試してみてくださいね。
コチラ↓ポチっとして頂けるとうれしいです!

にほんブログ村

育児・アドバイザーランキング