「赤ちゃんに歩行器はよくないって聞いたけど・・・。実際どうなの?」
つかまり立ちを始めた赤ちゃんは、歩行器に乗せて歩く練習をする必要があるのでしょうか?
結論から言うと、必ず歩行器を使う必要はありません。
なぜなら、歩行器は赤ちゃんの身体に負担がかかるから。
赤ちゃんの成長は個人差があります。
そのため、身体が十分に発達していない状態で、歩行器を使用すると赤ちゃんに大きな負担がかかることも。
歩行器に頼るよりも、自分の意思で歩く練習をすることが何よりも大切です。
今回は、赤ちゃんの歩行器のメリットとデメリットについてご紹介します。
歩行器とは
「歩行器は赤ちゃんにとってよくないもの?」
そもそも、歩行器とは何でしょうか?
歩行器とは、赤ちゃんの歩行を補助するもの。
対象月齢は、歩行器の商品によってさまざまですが、大体おすわりができる生後7ヶ月頃~15ヶ月頃と言われています。
また、体重制限があり、小さめのベビーはシートからすり抜ける可能性があるため使用できないことも。
歩行器を購入する際は、事前にチェックしてみてくださいね。
歩行器のメリット
赤ちゃんが使う歩行器は、一体何がよくないのでしょうか?
まずは、歩行器のメリットを4つご紹介します。
- 歩く練習ができる
- おもちゃ感覚で楽しめる
- 家事の合間に使える
- 離乳食を食べさせることができる
一つずつ、詳細をご説明していきますね!
歩行器のメリット:①歩く練習ができる
歩行器は何と言っても、赤ちゃんが一人で歩くための練習ができます。
ママが手を引いて歩く練習をする必要がないので、忙しいママには嬉しいメリットの一つです。
歩行器のメリット:②おもちゃ感覚で楽しめる
赤ちゃんは、歩行器が歩くためのものと認識せずに、おもちゃのようなものと感じている可能性があります。
そのため、歩行器に乗せてもらうことで、楽しい気持ちになっている赤ちゃんもいます。
歩行器のメリット:③家事の合間に使える
活発な赤ちゃんは、少し目を離しただけで違うところへ移動しているほどよく動きます。
そんなときに歩行器を使ってみるのも一つの手。
赤ちゃんは、歩行器を自分で抜け出すことができないため、ママの家事の合間に使うことができます。
毎日の子育てに忙しいママには助かりますね。
歩行器のメリット:④離乳食を食べさせることができる
歩行器は、赤ちゃんが手をつくことができるテーブルがついているため、離乳食を食べさせることが可能です。
いつも使っているベビーチェアで、赤ちゃんが暴れて食べさせるのが困難な場合は、いつもと違う歩行器を使ってみるのもアリかもしれません。
歩行器のデメリット
赤ちゃんが歩行器を使うことがよくない理由は何かあるのでしょうか?
次に、歩行器のデメリットを4つご紹介します。
- 目を離すと危険
- 骨格やバランスの発達が妨げられる
- 赤ちゃんの身体に負担がかかる
- 大きくて場所を取る
一つずつ、詳しくみていきましょう!
歩行器のデメリット:①目を離すと危険
歩行器のメリット③でお伝えした通り、家事の合間の使用は可能ですが、歩行器に乗せていても目を離すと危険です。
なぜなら、歩行器でも赤ちゃんは一人で移動できるから。
また、歩行器は折りたためますが、広げると結構かさばります。
そのため、歩行器で移動している赤ちゃんが家の中の家具をぶつけてしまう可能性も。
歩行器を使用する際は十分に気を付けてくださいね。
歩行器のデメリット:②骨格やバランスの発達が妨げられる
赤ちゃんの発達には個人差があります。
そのため、つかまり立ちを始めても、骨格やバランスの発達が未発達の場合もあるのです。
その状態で歩行器を乗せてしまうと、赤ちゃんの成長を妨げてしまうことがあるかもしれません。
歩行器のデメリット:③赤ちゃんの身体に負担がかかる
歩行器のデメリット②でもお伝えした通り、赤ちゃんの発達は人それぞれです。
まだ、赤ちゃんが歩く準備ができていない身体で歩行器に乗せると、赤ちゃんの身体に大きく負担がかかってしまうことも。
もし歩行器を乗せるときは、赤ちゃんの体調や成長に合わせて乗せてみてくださいね。
歩行器のデメリット:④大きくて場所を取る
歩行器のデメリット①でもお伝えした通り、歩行器は折りたためるため使わないときは場所を取りませんが、いざ使うときに広げると結構場所を取ります。
そのため、家の中で使用する場合は、周りの家具に当たらないよう注意が必要です。
まとめ
「歩行器は赤ちゃんにとってよくないもの?」
今回は、歩行器のメリットとデメリットをお伝えしました。
冒頭でもお伝えしていますが、歩行器には赤ちゃんを無理に乗せる必要はありません。
何よりも、本人が歩き出すまで待つことが大切。
子どもの身体の発達と、本人のやる気次第で「歩く」ことに興味を持つまで、ママは気長に待ってみましょう。
歩行器に赤ちゃんを無理やり乗せて、身体のバランスが上手く取れなくなり、歩くことに時間がかかってしまうこともなくもないのです。
子どもがなかなか歩かない場合は、歩行器ではなくママが手を引いて、一緒に歩く練習をしてみることがおすすめ。
子どもの歩く練習も、ママと子どものスキンシップの一つですよ。
初めての一人歩きは、ママにとっては育児の楽しみです。
赤ちゃんのペースで歩く練習を一緒にしてみてくださいね。