子どもへの褒め方叱り方を伝える前に知ってほしいもっとも大切なこと

「子どもへの褒め方や叱り方が分からない・・・」

「こんなとき、なんて声をかけてあげればいいのだろうか」

 

この記事は、そんなあなたへ向けて書いています。

 

はじめまして。フリー保育士の 田崎 愛香(たさきあいか)と申します!

ママと子のしあわせを目指す現役のベビーシッターで、東京都を中心に活動中です。

※プロフィールの詳細はこちら

 

突然ですが、あなたは子どもを褒めたり叱ったりしたことはございますか?

 

一時期 “子どもは褒めて育てよう” という子育て法がブームになったこともあり、この記事を読んでいる方の中には「褒める」「叱る」等のワードにはなじみ深い方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、言葉の意味はなんとなく理解していても、実際になんて言葉をかけることが子どもにとって良いのか、その言葉がけがどんな効果をもたらしているのかを理解し使用している方はおそらく少ないでしょう。

 

あなた含めわたしたち大人からの「褒める」「叱る」という言葉がけは、子どもの人格形成に関わると言っても過言ではないくらい重要とも言われています。

 

その中でのもっとも重要なポイントを、わたしはこう定義しています。

それが、『一旦受け止める』ということ。

 

これを知っておくことで、お子さんの気持ちを理解しやすくなると共に、あなた自身の言葉に迷いがなくなるでしょう。

そこで今回は、子どもの褒め方・叱り方についてなぜ受け止めることが重要なのかを詳しくお伝えしていきます。

 

保育歴10年のプロとして、保育士目線でのお話もしていこうと思います。

この記事が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

 

それでは、早速見ていきましょう!

*おすすめ記事:子育てにおいてやめるべきたった一つのこと

 




 

子どもへの褒め方・叱り方と自己肯定感

子どもの褒め方・叱り方の前に、知っておいていただきたいお話があります。

それが「自己肯定感との関係性」についてです。

 

よく “褒められる経験が多いと自己肯定感が高くなる” と言われることが多いのですが、ここでお伝えしたいことはその逆で、 “子どもの自己肯定感の高さによって言葉の受け取り方が異なる” という内容です。

 

少しだけわたしの話をさせてください。

 

わたしは元々自己肯定感が低く、物心がついた頃から人から褒められることが苦手になっていました。

かと言って幼少期にひどい育てられ方をしたわけではなく、愛情もたくさんもらっていたと思います。

 

そんな自己肯定感の低いわたしは、いくら「これできるの?すごいじゃん!」と褒められても「そんなことない・・・」と否定から入り素直に喜べませんでした。

それとは逆に、自己肯定感が高い人が同じような言葉をかけてもらった場合は「でしょ~!!たくさん練習したんだから!」と素直に受け止められる場合が多いのです。

 

これは叱られることへの受け取り方も同じで、自己肯定感が低い場合は「ああ・・・どうしよう叱られちゃった。きっとあれがダメだったんだ・・・」と極度に落ち込んだり、現実から逃げたくなったりする気持ちを持つことに対し、自己肯定感が高い場合は「これダメだったんだ~じゃあ次はこうしてみよう!」のように素直に前向きに捉えられる傾向にあります。

 

とは言え、自己肯定感というものは一日二日で育つものではありません。

ここで知っておいていただきたいことは、自己肯定感の上げ方ではなく『かける言葉が同じでも子ども一人ひとりが “持っているモノ” によって受け取り方は異なる』ということです。

 

このことを踏まえた上で、次にお伝えする「褒め方」「叱り方」を見ていきましょう。

*関連動画:子どもの甘えは自立への第一歩!イライラしないための甘え対処法5選

 

子どもの褒め方

「子どもの褒め方で大切なことはなに?」

それでは早速、子どもの褒め方から詳しくお伝えしていきます。

以下の3つが褒めるときに意識したいポイントです。

 

  1. 結果ではなく過程を
  2. 得意なことに注目する
  3. 具体的に伝える

 

一つずつ、詳しく見ていきましょう。

 

子どもの褒め方:①結果ではなく過程を

あなたは、お子さんが一人でパズルを仕上げたときどのような言葉をかけますか?

「すごいね~!」と伝える方もいれば「難しいのに一人でよく頑張ったね!」と伝える方もいるでしょう。

 

では、お子さんが一人で遊んでいたパズルを途中でやめて別の遊びをしていたとき、あなたはどのような言葉をかけますか?

「最後までやってから別の遊びをしなさい」と言いますか?

 

育児に正解はないので伝える言葉は多種多様ですが、ここでお伝えしたいことは、『結果よりも過程を認める』ということです。

 

 “できた” ときに前向きな言葉をかけることは、意識せずとも簡単に行うことができるでしょう。

しかし2つ目の質問のような場合、本来は「途中まで一人で仕上げることができた」という褒め称えるべき事実にも関わらず、「途中までしかできていない」ことについ目が行きがちではないでしょうか。

 

ここでは「パズルを一人で完成させた(結果)」ことより「パズルを一人で考えて行った(過程)」ということぜひ認めてほしいです。

「一旦受け止める」という言葉にもそう言った意味が含まれています。

 

過程を認めるということは、最後までやり遂げられなかった場合でも「頑張ってやろうとした気持ちを汲み取ってくれた」という喜びを子ども自身が感じ、次につながるきっかけにもなりますよ。

*関連記事(当ブログ閲覧数第1位):子供を”褒める”はもう古い!100の言葉の本当の伝え方と心構え

 

子どもの褒め方:②得意なことに注目する

「苦手なピーマン、食べられたよ!」

子どもの苦手克服に立ち会ったときというのは、お子さん自身はもちろんあなたにとっても嬉しさがこみ上げてくる瞬間ではないでしょうか。

 

しかし苦手なことは、克服できるチャンスである一方、克服してほしいと半強制的にやらせることで本当にやりたいことが見えなくなってしまう可能性もあるのです。

そのためここでのポイントは、苦手なことよりも得意なことや好きなことをたくさん挑戦させるということ。

 

お子さんはあなたに “自分で選んだこと” を認めてもらいたいものです。

子どもが自発的に夢中になっているありのままの姿を受け止め、言葉をかけてみてくださいね。

 

子どもの褒め方:③具体的に伝える

お子さんに対し「すごいね!」「楽しかった?」と一言だけ伝えている場合は、もっと具体的に言葉がけしてみることをおすすめします。

たとえば「これはどうやって作ったの?」や「今日保育園ではなにして遊んだの?」など。

 

ここでは、子ども自身がどう感じたのかを聞いてみることが大切なポイントです。

また『子どもの褒め方:①結果ではなく過程を』ともつながるのですが、たとえば「腕がピンと伸びていてかっこよかったね」のように、お子さんが何かに取り組んだ過程についても具体的に言葉をかけてみましょう。

目に見えていることを具体的に言葉で表現することで、親子間でのコミュニケーションが取れ「褒める」ことへの抵抗も自然と小さくなっていきますよ。

 

子どもの叱り方

「子どもの叱り方って難しい・・・」

そう感じている方も多いのでないでしょうか。

つぎにお伝えしていくのは、以下の3つの叱り方についてです。

 

  1. 理由を聞いてみる
  2. 正しい行動を導く
  3. 気持ちを伝える

 

一つずつ、詳細をみていきましょう!

 

子どもの叱り方:①理由を聞いてみる

『子どもの褒め方:①結果ではなく過程を』同様に、叱るときにも過程を認めることが大切です。

たとえばお友達と喧嘩をしたとき、ついつい言ってしまうのが「ダメよ」「謝りなさい」という言葉ではないでしょうか。

 

相手さまへの申し訳なさや周囲の目に耐えられずこの言葉がとっさに出てきてしまう気持ちも分かります。

しかしここでは、頭ごなしに「喧嘩はダメ!」と叱るのではなく、その状況や子どもの感情を一旦受け止め「なんで喧嘩になったのか?」「なんで怒っているのか?」をまずは聞いてみましょう。

 

その際に「〇〇くん怒った顔しているね」と目に見える情報をひと言お子さんに伝えることで、興奮状態から冷静さを取り戻すきっかけになることがあります。

いざというときに使ってみてくださいね。

 

そして、喧嘩の原因を聞いた上で、「そんなことがあったんだね。でもお友達も叩かれたら痛いよね。〇〇くんはお話が上手だからなにがイヤだったのかお口で言えると思うよ。」など、いけないことは理由と共にしっかり伝えつつ、どうすれば良かったのかまでを簡潔に伝えられると良いでしょう。

*関連動画:喧嘩の可能性は無限大!3歳児の社会性を育むのに有効な解決法5選

 

子どもの叱り方:②正しい行動を導く

「子どもの叱り方:①理由を聞いてみる」とも少し類似しますが、お子さんには正しい行動(善や悪)をきちんと伝えていきたいですよね。

 

たとえば、お子さんが食事中に立ち上がったり席を立ってフラフラと歩き回ったりした場合。

そんなときは、一旦子どもの気持ちを受け止めつつ、座って食べることを促す言葉がけをしてみましょう。

 

大切なことは「その場で」伝えることです。

なぜなら、子どもに時間が経ってからそのときの状況を伝えたとしても、覚えていないことがほとんどだから。

 

乳幼児期の子どもの記憶はまだまだ安定していません。

ですので子どもに伝えるときは、その場で簡潔にお話してみてくださいね。

 

子どもの叱り方:③気持ちを伝える

「叱っても子どもが言うことを聞いてくれないんです。」そう感じることはありませんか?

何度伝えてもその通りには動いてくれず、つい感情的になってしまう・・・なんてこともあるでしょう。

 

そんなときは、あなたの気持ちを正直に伝えてみてください。

「ママ、悲しいな」と一言伝えるだけでお子さんはあなたの気持ちを知り、それがきっかけで行動を改めることもあるんですよ。

 

ここでもキモとなるのが「一旦受け止める」ことです。

子どもの行動にもなにかしらの理由があることを、念頭に置いておきましょう。

 

余談ですが、これは「褒める」ことにもとても効果的な方法です。

たとえばお子さんがお手伝いをしたことに対しては「えらい」と伝えるよりも、「ありがとう、ママうれしいよ」と伝えた方が良く、子どものその後の行動にも影響が出てくると言われています。

 

*関連動画:子どもへの罪悪感を感じない叱り方とは?「叱る」と「怒る」の違い

 

まとめ

今回は、「自己肯定感との関係性」「子どもの褒め方・叱り方」についてお話してきました。

 

いろいろお伝えしましたが、わたし自身は「褒める」や「叱る」といった言葉自体をあまり好んではおりません。

もちろん、右も左も分からない子どもに善悪を伝えていくことはわたし達大人の役目です。

 

しかし、褒めるにしても叱るにしても、まずは「一旦受け止める」ことがもっとも大切でありこの一言に限ると思っています。

とはいえ、これがなかなか難しいんですよね。

 

あなたにも感情がありますし、四六時中広い心で受け止めなければならないと思うこと自体、広辞苑を全ページ読むことよりも難しいかもしれません。

だから少しずつでいいんです。

 

毎日1秒意識するだけでも1ヶ月後には大きく変わっているはずですからね。

この言葉を信じて関わり、ぜひ子育てをたのしいものにしてほしいと心から願っております。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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