「このおもちゃ買って!」「もっとお菓子食べたい!」
「出来ないからママやって~!」
このようなわがままで、お困りではありませんか?
子育てをしていると誰しも必ず直面する、子供のわがまま。
そのわがままは、子供がしっかりと「自分の気持ちを言葉で表せるようになった」という証です。
成長を嬉しく思う反面、「こんなにわがままで将来の性格に影響したらどうしよう」と、不安になりますよね。
4歳児のわがままをどこまで許すか、それは「わがまま」と「甘え」の違いを知ることで見えてきます。
今回は4歳児のわがままと甘えの違いと、それぞれの対策について解説していきます。
4歳児のわがままと甘えの違い

4歳児のわがままにお手上げ状態!一体どこまで許せばいいのか分からない・・・。
と悩みますよね。
わがままと甘えは、なんとなく似ているので同じもの?と思いがちですが、全くの別物です。
その違いは、子供がその欲求を通して人とのかかわりを持ちたがっているかどうか、で判断できます。
分かりやすく言いかえると、対象が「物」なのか「人」なのかの違い。
例外もありますが、「物」だとわがままを言っている、「人」だと甘えている、ということが多いのです。
詳しく解説していきますね。
対象が「物」だとわがままを言っている
例えば・・・
・お店でおもちゃを買ってほしいとダダこねる
対象はおもちゃです。「買って買って!」とダダをこねると、ママはもちろんのこと、周りの人にも迷惑がかかります。
・お菓子が食べたいと泣く
対象はお菓子です。お菓子を食べてしまってご飯が食べられなくなると、栄養が片寄り子供の健康を害するかもしれません。
・約束の時間になっても「まだ遊びたい」と公園から帰ろうとしない
対象は公園です。帰る時間が遅くなり、夜寝る時間がずれ込むことで、生活リズムが崩れてしまうと大変。
このように、子供の欲求によって周りに迷惑がかかったり、何かしら悪影響が出る場合は、わがままを言っている、という風に判断できます。
対象が「人」だと甘えている
例えば・・・
- 「お着替え手伝って」
- 「ママ、抱っこして」
- 「トイレ行きたいから一緒についてきて」
本当は全て自分でできるのに、わがままだ!と思うかもしれませんが、「親に手伝ってもらう」ことによって人とのかかわりを持とうとしています。
子供は成長とともに親とのスキンシップが減っていきます。
しかし、なにか子供の心の中に不安なことが生まれると、また親に甘えて助けを求めます。そして満足すると離れていく・・・
この繰り返しで、子供はいつか自立するための練習をしているのです。
子供が甘えたい時に、しっかりと甘えさせてあげることで、将来しっかりと自立することができるようになります。
例外!わがままの中にも甘えが潜んでいるかも
わがままを言っているように見えて、実はそのわがままを通して人とのかかわりを持とうとする場合があります。
先程の例にもあったように「おもちゃ買って!」とダダをこねている場合。
一見すれば、対象がおもちゃなので、わがままを言っているように思えます。
ですが、「ほしいほしい!」と主張することで親を困らせて、関心を自分の方に向かせようとしているのです。
この場合は、抱きしめてあげる、抱っこしてあげるなど、スキンシップを取ってあげると解決するきっかけになります。
わがまま・甘えを言われた時のそれぞれの対策

では、4歳児のわがままや甘え、どこまで許し、なんて言えばいいのか疑問に思いますよね。
「どうやって子供に言えばいいの?」「それぞれの対処法は?」
わがままを言ってきた時・甘えを要求してきた時には、それぞれに対処法がありますので解説していきます!
わがままを言われた時の対処法
わがままを言われた時、「ダメ」と一喝するだけでは子供も納得しません。
- まずは子供の気持ちを受け止める
- なぜいけないのかをしっかりと子供の目を見て話す
- 具体的にこの先どんなことが起こるのか説明する
- 感情にまかせて言うのではなく穏やかに、落ち着いたトーンで伝える
- 噛み砕いて説明して、子供にも分かりやすいように
こんな感じに伝えてみてください。
例を挙げると・・・
子「まだ公園で遊びたい!帰らない!」
ママ「まだ遊びたかったよね。でもこのままだと、だんだん暗くなってきて夜になっちゃうよ。夜になると、お外は寒くなってくるから風邪を引いちゃうかもしれない!それに、帰るのが遅くなって、夜寝る時間が遅くなると明日の朝起きられないよ。・・・大変!起きられないと明日たくさん遊べなくなっちゃう。ママ、明日も○○とたくさん遊びたいな。だからもう帰ろう。」
このように、あなたの気持ちは分かるけどダメな理由があるんだよと言うことを、少しオーバーに子供に伝えることが大切です。
もしも子供が、泣いてしまってこちらの話を聞けない状況ならば、本人が落ち着くまで待ってあげるか、ギュッと抱きしめてあげましょう。
甘えてきた時の対処法
子供が甘えてきた時は、なるべく寄り添ってあげましょう。
しっかりと親に、その甘えを受け入れてもらえると「自分は愛されている」と感じることができます。
それは子供にとって、とても大切な心の成長につながっていくのです。
まとめ

今回は4歳児のわがままをどこまで許すかをお伝えしてきました。
大切なのは「わがまま」と「甘え」をしっかりと見極めることです。
あなたのお子さんの表情や、行動、身振り手振りなどをみて「わがまま」なのか「甘え」なのかを判断してみてください。
そして、わがままならば、その理由をきちんと子供に説明して理解してもらいましょう。
もしも甘えているのならば、その気持ちに寄り添ってあげて下さいね。
適切な見極めと対処法で、4歳児のわがままとうまく付き合っていきましょう。
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