「ご飯を食べない1歳児にもうお手上げ!」
「どうして食べてくれないの?」
「このままだと栄養の偏りが心配」
と、ご飯を食べない1歳児に頭を抱えていませんか?
そんな時はどうして食べないのか原因を見極めましょう。
そしてその原因に沿った対処法を試すことで問題解決の糸口につながることがあります。
今回は、1歳の子どもがご飯を食べない原因とその対処法を詳しくお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
1歳児がご飯を食べない原因6選
「1歳児がご飯を食べてくれない原因を知りたい!」
「どうして泣いているの?」
なぜご飯を食べないのか、お子さんの気持ちが分からないと感じることはありませんか?
ここからは1歳児がご飯を食べない原因を6つご紹介します。
- お腹が空いていない
- 味付けが好みじゃない
- メニューが気に入らない
- イヤイヤ期が始まった
- ママのイライラを感じ取っている
- 体調が悪い
それではひとつひとつ見ていきましょう!
1歳児がご飯を食べない原因:①お腹が空いていない
おやつや前回の食事などでお腹が満たされていたり、食事の直前に授乳をしている場合は母乳やミルクで満足してしまうことがあります。
そして1歳頃になると満腹中枢が機能し始め、「お腹がいっぱい」という感覚を覚えることで急に食べなくなることがあります。
1歳児がご飯を食べない原因:②味付けが好みじゃない
大人のご飯の取り分けをしたり、スーパーのお惣菜を使ったりして味が濃すぎる場合。
逆に、普段から市販のおやつやジュースを飲んでいるのにも関わらず、ご飯だけが薄味の場合など、味付けがお子さんの口に合わないと「食べないこと」の原因の一つになります。
1歳児がご飯を食べない原因:③メニューが気に入らない
ご飯よりパンの気分だった、フルーツが食べたい、固すぎ・柔らかすぎて食べたくないなど、メニューが気に入らないと食べないことがあります。
中には、見た目だけで嫌がり全く口にしないというお子さんも。
1歳児がご飯を食べない原因:④イヤイヤ期が始まった
お子さんが「いや!」といって拒否をする。
または癇癪を起している場合は、もしかしたらイヤイヤ期が始まっているのかもしれません。
1~3歳で始まるイヤイヤ期。すごく大変なイメージがあると思います。
しかしそれは、お子さんの自我が芽生えて自己主張できるようになったという成長の証。とても喜ばしいことですね。
1歳児がご飯を食べない原因:⑤ママのイライラを感じ取っている
ママがイライラしていると、お子さんもそれを感じ取って食べなくなることがあります。
特に忙しい朝は、時間がなくて焦り「早く食べてよ!」とイライラしてしまいますよね。
しかし子どもは、そのいやな雰囲気を感じ取っているのかもしれません。
そのまま機嫌を損ねて余計に食べなくなるという負の連鎖に陥ってしまうこともあります。
1歳児がご飯を食べない原因:⑥体調が悪い
お腹が痛い・熱がある・体のどこかが痛いなど、体調がすぐれないことで食欲がなくなる場合があります。
場合によっては病院への受診も視野に入れる必要があります。いつもとどこか変わった様子はないか、よく観察することが大切です。
1歳児がご飯を食べない時の対処法7選
「1歳の子どもはどうしたらご飯を食べてくれるの?」
「なにかいい方法はあるの?」
具体的にどうしたらご飯を食べてくれるようになるのか、気になりますよね。
ここからは1歳児がご飯を食べない時の対処法を7つご紹介します。
- 身体を動かす遊びをする
- 味見をする
- 食材の大きさや固さを変える
- 食事の量を調節する
- 食事を中断して気分転換をする
- 盛り付けを工夫してみる
- 楽しい雰囲気を作る
こちらもひとつひとつ解説していきます。
1歳児がご飯を食べない時の対処法:①身体を動かす遊びをする
お散歩に行く・ボール遊びをする・体操をするなど、遊ぶ時にたくさん身体を動かしましょう。
そうすることでエネルギーを消費してお腹が空き、自然と食欲が出てきます。
1歳児がご飯を食べない時の対処法:②味見をする
大人のメニューの取り分けやスーパーのお惣菜などは1歳児にとっては味が濃すぎる場合があります。
お子さんにご飯を出す前に、味見をしてちょうどよい味付けになるように調節しましょう。
1歳児がご飯を食べない時の対処法:③食材の大きさや固さを変える
1歳児はまだ歯が生えそろっていません。
食材が大きすぎたり固すぎたりすると、味付けがちょうどよくても「食べにくい」と感じ、ペッと口から出してしまうことがあります。
固さは歯茎で噛めるくらい(フォークで簡単に潰せるくらい)が目安です。
お子さんの成長に合わせて調理を工夫してみてください。
1歳児がご飯を食べない時の対処法:④食事の量を調節する
1歳児が1回の食事で食べる量は、ご飯:80~90g、野菜:40~50g、豆腐:50~60g、魚や肉:15~20gが目安となっています。
しかしお子さんによって食べられる量は個人差があり、たくさん食べる子もいれば少食な子もいます。
目安はあくまで参考程度にして、お子さんに合わせた量に調節してみてくださいね。
1歳児がご飯を食べない時の対処法:⑤食事を中断して気分転換をする
グズったり泣いたりしてる時に無理に食べさせようとすると、食事自体が嫌になってしまうことがあります。
グズったら、1度食事を中断して気持ちを落ち着かせましょう。
気分転換には食にまつわる絵本の読み聞かせがおすすめ。
絵本を通じて「食事は楽しい」とお子さんに感じてもらえるように、読み聞かせをしてみましょう。
1歳児がご飯を食べない時の対処法:⑥盛り付けを工夫してみる
盛り付け方を工夫すると食べることに興味を持ってくれることがあります。
例えば、ご飯の形をお子さんが好きなもの(動物・星・好きなキャラクターなど)に型取りをしたり、卵焼きをハート形に盛り付けたりすると喜んでくれますよ。
100円均一などで型抜きが販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。
1歳児がご飯を食べない時の対処法:⑦楽しい雰囲気を作る
食事の時間を楽しく過ごせるように雰囲気作りをすることが大切です。
1歳頃の子どもにはしつけやマナーよりも、「食事を楽しむ」ということが一番大事。
どうしても食べない時は、無理に食べさせようとせず諦めることも一つの手段。
拒否されるとイライラしてしまいがちですが、深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、リラックスするように心がけましょう。
まとめ
今回は1歳の子どもがご飯を食べない原因とその対処法を詳しくお伝えしました。
簡単にまとめてみましょう。
- お腹が空いていない
- 味付けが好みじゃない
- メニューが気に入らない
- イヤイヤ期が始まった
- ママのイライラを感じ取っている
- 体調が悪い
- 身体を動かす遊びをする
- 味見をする
- 食材の大きさや固さを変える
- 食事の量を調節する
- 食事を中断して気分転換をする
- 盛り付けを工夫してみる
- 楽しい雰囲気を作る
ご飯を食べなくてイライラしてしまうのは、それだけお子さんのことを大切に思っている証拠。
心配だからこそ「なんで食べてくれないの?」と感じてしまうものですよね。
しかし、それゆえに食事の雰囲気が悪くなってしまったら、ママにとってもお子さんにとっても毎日辛くなってしまいます。
今回の記事を参考にして、お子さんとの食事がたのしい時間になりますように。