「1歳児の娘が、最近奇声をあげることが増えた。」
「外出先で奇声をあげるときは、どう対処したらいいの?」
この記事は、そんなあなたへ向けて書いています。
はじめまして。東京でベビーシッターをしている、あいか と申します。
福島県の村育ちで、短大卒業後に保育士として働き始めました。
現在は、フリーでベビーシッター及び子育てに携わる事業をしております。
子どもが奇声をあげたときは、どのように対処すれば良いのでしょうか?
結論からお伝えすると、それを無理にやめさせる必要はありません。
なぜなら、1歳前後から見られる自我の芽生えが関係している可能性が高いから。
子どもが奇声をあげているときは、何かを伝えようとしていることが多く、1歳児にはよく見られる様子です。
そこで今回は、1歳児が奇声をあげる原因とその対処法について詳しくご紹介します。
この記事が、あなたの手助けになれば幸いです。
それでは、早速見ていきましょう。
*あなたへのオススメ記事:子どもを育てる前に必要なたった一つのこと
1歳児が奇声をあげる原因
早速ですが、1歳児が奇声をあげる原因についてご紹介します。
一体なぜ、子どもは奇声をあげるのでしょうか?
それは、1歳前後に見られる「自我の芽生え」が大きく関係しています。
自分という存在を認めてほしい!こんなこともやってみたい!・・など、いろんな感情が出てくる時期です。
しかしこの頃の月齢では、欲求を言葉だけで伝えることはまだ難しいですよね。
伝えたいのに伝えられないもどかしい想いから、「奇声をあげる」という”手段”につながっているのです。
ここでは、そんな自我の芽生えによって見られる具体的な奇声の原因について、厳選した5つをご紹介します。
- 何か要求があるとき
- 不安に感じているとき
- 眠たいとき
- 声を出すことが楽しいとき
- 注目してほしいとき
一つずつ、詳しくご説明しますね!
1歳児が奇声をあげる原因:①何か要求があるとき
子どもは「お腹が空いたとき」や「オムツを替えてほしいとき」などの生理的欲求を満たしたいときに、奇声をあげることがあります。
そんなときは、すぐにご飯やミルク、オムツの時間かどうかをチェックしてみましょう。
1歳児が奇声をあげる原因:②不安に感じているとき
この時期は、人見知りや場所見知りをする子どもが多いです。
そのため、知らない場所や人に不安になり奇声をあげることも。
そんなときは、子どもとスキンシップをとってみましょう。
抱っこやおんぶをしながらママと過ごすことで、安心し落ち着くかもしれません。
*関連記事:人に会うたびギャン泣き!赤ちゃんの人見知りに効果的な6つの対処法
1歳児が奇声をあげる原因:③眠たいとき
子どもは、眠たいときに奇声をあげることも少なくありません。
中には、寝る直前まで奇声を上げている子もいます。
その場合は、ママが寝かしつけをしてあげましょう。
可能であれば、電気の明かりを落としたり、静かな環境で寝かしつけてみてくださいね。
1歳児が奇声をあげる原因:④声を出すことが楽しいとき
子どもは、声を出すことが楽しくて奇声をあげることもあります。
そのときの子どもの様子は、基本的に上機嫌なことが多いです。
月齢上、喜怒哀楽の表現を上手にコントロールすることが難しいため、楽しいときもそうでないときも奇声をあげることがあります。
1歳児が奇声をあげる原因:⑤注目してほしいとき
冒頭でもお伝えしましたが、この時期は自我が芽生え始める頃でもあります。
それにより、自分に注目してほしい、自分を見てほしいときに奇声をあげて存在をアピールすることがあるのです。
中には奇声をあげることで、「この人はどんなことをしてくれるのかな・・?」と、周りの大人の反応を見ている子どももいます。
自分の存在価値や相手からの愛情を確認するような行動をとる。
いわゆる「試し行動」をしているのです。
*試し行動についてはコチラ↓を参考にされてください。
1歳児が奇声をあげたときの対処法
先ほどは、「1歳児が奇声をあげる原因」についてお伝えしました。
1歳児が奇声をあげたときは、どう対処すれば良いのでしょうか?
ここでは、5つの対処法をご紹介します。
- 「どうしたの?」を聞いてみる
- ご飯やミルク、オムツをチェックする(不機嫌なとき)
- 「しー」っとジェスチャーをつけて教えてみる(上機嫌なとき)
- 抱っこをする
- ありのままを受け止める
一つずつ、詳しくみていきましょう!
1歳児が奇声をあげたときの対処法:①「どうしたの?」を聞いてみる
機嫌が良いときも悪いときも、一度ママから「どうしたの?」と聞いてみましょう。
子どもは、まだ上手く言葉が話せなくても、ママから「会話」をすることで嬉しい気持ちになります。
また、子どもから何か意思表示をすることもあるので、しっかり子どもと向き合ってみると良いでしょう。
子どもが上手く話せないことを、ママが代弁することも一つの方法ですよ。
1歳児が奇声をあげたときの対処法:②ご飯やミルク、オムツをチェックする(不機嫌なとき)
「1歳児が奇声をあげる原因①」でもお伝えしましたが、子どもはお腹が空いたときやオムツ交換をしてほしいときに奇声をあげることがあります。
子どもが見るからに不機嫌なときは、ご飯やオムツ交換の時間かどうかを確認してみましょう。
1歳児が奇声をあげたときの対処法:③「しー」っとジェスチャーをつけて教えてみる(上機嫌なとき)
「1歳児が奇声をあげる原因④」でもお伝えしましたが、子どもは楽しんで奇声をあげることがあります。
子どもの機嫌が良い場合は、ママが「しーっ」とジェスチャーをつけて「ここは静かにしようね。」ということを教えてみると良いでしょう。
繰り返していくうちに子どもは、ママの真似をし自然と覚えるようになるかもしれません。
1歳児が奇声をあげたときの対処法:④抱っこをする
子どもの気持ちを落ち着かせる方法として、ママがぎゅっと抱きしめてみることも効果的。
機嫌が良いときと良くないときの両方に対応できます。
抱っこは、子どもにとって安心できるもの。
奇声をあげる原因がわからない場合は、まずは抱っこしてみても良いでしょう。
1歳児が奇声をあげたときの対処法:⑤ありのままを受け止める
子どもが奇声をあげたときは、いま目の前で起きていることをマルっと受け入れ接してみましょう。
たとえば、「大きな声だね~!」「泣いてるの?」「〇〇ちゃん、怒ってる?」などと声を掛けてみること。
とはいえ、奇声を発せられている状況では気持ちも焦りますし、冷静に対応することが難しいかもしれません・・・
そんなときはフリでも良いので、声のトーンを下げ、ゆっくりとした口調で接しいまの状況を伝えてみてください。
これにより子どもも自然と落ち着きを取り戻したり、我に返るきっかけを与えられたりすることが多いです。
1歳児が奇声をあげたときの対処法:~番外編~
奇声をあげる理由が明らかに分かるときは、奇声以外で表現する方法をその都度伝えていくことも大切です。
たとえば、おもちゃが取れず奇声をあげているときは、「そういう時は、”とって”って言うんだよ」と、声を掛けながらおもちゃをとってあげる。
このようにママが具体的な方法を伝えることで、お子さんは新たな表現方法を学んでいきます。
また、「1歳児が奇声をあげたときの対処法①」でもお伝えしましたが、ママが子どもの気持ちを代弁することも一つのポイント。
子どもは親の話していることを少しずつ理解していく時期でもあるので、ママから積極的に言葉がけをしてみると良いでしょう。
*関連記事:イヤイヤ期をどう乗り越える?ママも子どももラクになる対応とは
まとめ
今回は、「1歳児が奇声をあげる原因」と「1歳児が奇声をあげたときの対処法」についてご紹介しました。
突如見られる子どもの奇声。
親からすると、心配になってしまいますよね。
1歳児とは、大人が話していることを少しずつ理解できるようになり、自分で話したいと感じる時期です。
そのため少し感情が高ぶると、気持ちの表現として奇声をあげることがあるということでしたね。
この奇声は子どもの成長とともに少なくなっていきますので、
周囲の目が気にならないところであれば、できるだけ子どもの好きなようにさせてみても良いでしょう。
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