「2歳の息子が食べ物を投げるのやめてくれない・・・心折れそう・・・」
とにかく何とかしたくて辿り着いたあなたの為の記事です。
子どもとのご飯時間、特に2歳児はとっても大変ですよね。
結論から申しますと、
『絶対にこのやり方で食べ物を投げなくなる!』という魔法のような方法はありません。
残念に思わせてしまって申し訳ないです・・・
ですが、希望はあります!
【なぜ、食べ物を投げるのか】に注目するのです。
2歳児は「やりたい!」「やってほしい!」が芽生える時期。
まだ上手く話せない為に、食べ物を使って何かを表現しているのかもしれません。
また、あなた自身のお子さんへの接し方も変えてみると、ふと食べ物を投げなくなる可能性があります。
そこで今回は、
- 2歳児が食べ物を投げる理由
- 2歳児が食べ物を投げた時の接し方
- 2歳児が食べ物を投げた時の言葉のかけ方
を、お伝えしていきますね。
2歳児が食べ物を投げた後の行動に注目

「2歳の娘、なんで毎回食べ物を投げるの?(泣)いつも言い聞かせてるのに・・・」
大変ですよね。本当にお疲れ様です。
まずは、2歳児が食べ物を投げる理由を見極めてみましょう。
注目すべきはお子さんが食べ物を投げた直後の行動。
お子さんが食べ物を投げた時、どのような行動を取りますか↓
- お子さんが、食べ物や食器をオモチャの様に遊んでしまう
- あなたが、お子さんの側に行く、もしくは注意する
詳しくお伝えします。
オモチャのように遊んでしまう
2歳児が食べ物を投げた後、テーブルの上の食べ物をオモチャで遊ぶように触っていた場合。
もう、お腹がいっぱいだから食べたくないのです。
食べたくなくてむしろ遊びたいのです。
食べ物を投げる=『食べ物がおもちゃになるスイッチが入った』のだと、受け止めましょう。
あなたが現状を受け止めることで、イライラしていた気持ちが不思議と落ち着きます。
そしてこの場合の有効な解決策は、下記の2点です。
- 遊び始めたら即終了
- 食べられる量だけ盛る
解決策:①遊び始めたら即終了
食べ物を投げて遊び始めたら、ごちそうさまをするのです。
そして全て片付けましょう。
遊んだ後になって食事をあげることは、むしろマイナスです。
なぜなら「食事を途中でやめても、後からご飯はくれる」という考えが、お子さんに身に着いてしまうから。
『食事の時間は食事をする、遊ばない』を、お子さんにきちんと身に着けてほしいのであれば、メリハリを付けることを意識しましょう。
遊び始めたと同時に、『ごちそうさま+片づけること』を続けていくのです。
すると「食事の途中で遊んだら、もうご飯はないんだ」と、お子さん自身、自然に身に着くようになります。
解決策:②食べられる量だけ盛る
お子さんの成長を気にして「残さず全部食べてほしいのよね」と、思うかもしれません。
ですが、お腹がいっぱいなのに、無理に全部食べてもらうのはお子さんの体に良くありません。
ご飯は「すこし少な目かな」くらいの量で盛り付けましょう。
足りなくて、もっと食べたいのであればお子さんから教えてくれます。
あなたが、お子さんの側に行く、もしくはお子さんを注意する
2歳児が食べ物を投げた後、あなた自身はどのような行動を取りますか?
おそらくお子さんの側に行き、お子さんのことを注意するでしょう。
実はこれが、お子さんのねらい目・・・の可能性があるというお話です。
つまり、お子さんの『ママ構って~』の合図になってしまっているということ。
お子さんがママに構って欲しいがために、
「これ(食べ物)を投げたら、ママが僕(私)のことを見てくれる、構ってくれるんだ」
と身に着いてしまっている可能性があります。
まずは一旦、受け入れましょう。
『お子さんは、あなたに構ってほしくて食べ物を投げている』のだと。
と、同時に冷静に振り返ってみて下さい。
お子さんが食べ物を投げる瞬間、あなたは何をしていますか?
もしかしたら、
- パパとお話ししていて、お子さんが孤立してる状態
- 子どもの側を一旦離れている最中
- 自分のご飯を食べいる最中
- スマホを見ている最中
だったりしないでしょうか?
お子さんは、そんなあなたに構ってほしいのかもしれません。
そしてこの場合の有効な解決策が↓
投げてもすぐに反応しないことなのです。
解決策=投げてもすぐに反応しない
2歳児のお子さんが食べ物を投げても、すぐには反応しないようにしましょう。
「注意しなきゃ」と思うかもしれませんが、少しだけあなたの我慢が必要。
投げられた食べ物を、何も言わず、ただ淡々と掃除して下さい。
お子さんは「投げてもママは構ってくれない、見てくれない」と感じるようになります。
そして少し時間をあけ、お互い落ち着いた時にきちんと説明しましょう。
「食べ物は投げるものじゃないのよ。食べるものなんだよ」と。
この時の、お子さんへの声掛けの仕方、伝え方については後ほど説明いたします。
2歳児が食べ物を投げた時の接し方

「2歳の娘、食べずに投げてばっかりで手ごわい・・・(イライラ)」
こんな状態が毎日続くと、かなり精神的に辛くなってしまいますね。
ですが、あなたのイライラした態度はお子さんの前で出さないようにしましょう。
また、しつけを意識するあまり、注意しすぎても逆効果です。
なぜなら、お子さんが【食事の時間=楽しい時間】だと感じなくなるからです。
ならどうすればあなたが感情的にならず、イライラせずにお子さんと接することができるのか。
それは、
- お子さんの気持ちを受け止める
- お子さんの目を見る
を意識していけば良いのですよ。
①お子さんの気持ちを受け止める
まず大前提です。
お子さんの気持ちを受け止めましょう。
どうして投げたのか、お子さんの気持ちを受け止めることであなたのイライラが収まります。
そして、お子さんの気持ちを言葉にして表すのです。
「人参を投げたかったのね。でもね、人参は投げるものじゃないの。」
「スプーンを投げたかったのね。でもスプーンを投げたら危ないんだよ」
と、お子さんの気持ちを代弁+説明するよう意識してみて下さい。
決して威圧的にならず、冷静に、語りかけるように。
②お子さんの目を見る
お子さんの目を見ましょう。
お子さんと目を見て話し合う事は、すなわち心で話し合うこと。
お子さんの目をじっと見れば、あなたのイライラが収まります。
そしてお子さんも、あなたの目を見ることで「大事なお話しなんだ」と感じます。
2歳児が食べ物を投げた時の言葉のかけ方

「イライラしないように、というのは分かる。でも実際にどんな風に伝えたら良いのか分からない」
結論、以下の2点を伝えてみましょう。
- 食べ物を粗末にしてはいけない
- 食べ物や食器はオモチャではない
①食べ物を粗末にしてはいけないことを伝えたい
「食べ物を粗末にしてはいけない」と言っても2歳児には伝わりずらいのです。
おすすめの伝え方は、シンプルかつポジティブ!
具体的にはこうです↓
「食べ物をきちんと食べるから、体が強くなっていくんだよ」
「食べ物のおかげで〇〇ちゃんも、ママもパパもみんな元気なんだよ」
と、伝えてみましょう。
『なぜ、粗末にしてはいけないのか』を伝えるよりも『食べ物のおかげでどうなる』
を伝えた方が、2歳児のお子さんには理解しやすいのです。
②食べ物や食器はオモチャではないことを伝えたい
「食べ物や食器で遊ばないで」と言っても中々やめてくれない場合がほとんどですよね。
逆に、”してほしいこと”を意識して伝えると良いですよ。
具体的にはこうです↓
「スプーンでこのお肉を〇〇くんの、お口に入れてみようか♪」
「フォークでこの人参さんを刺してみようよ♪」
と伝えてみましょう。
[食べ物=食べるもの]と理解はしているものの、[食べ物=投げてはいけない、遊ぶものではない]
と理解しきれていないのです。
理解しきれていないからこそ、食べ物は”どうする(お口に入れる、モグモグ)”と、お子さん自身に行動を促していきましょう。
まとめ

【2歳児が食べ物を投げる理由と解決策】についてまとめます。
(ご自身のメモにどうぞ♪)
2歳のお子さんが食べ物を投げるのは、理由があるからだと受け止めましょう。
また、理由を見極めるには、食べ物を投げた後の行動をチェックしましょう。
- お子さんが、食べ物や食器をおもちゃの様に遊んでしまうのか
- あなたが、お子さんの側に行く、もしくは注意してしまうのか
お子さんが食べ物を投げたら、あなたがとるべき行動は、
- 遊び始めたら即終了
- 食べられる量だけ盛る
またお子さんが食べ物を投げた時、
- お子さんの気持ちを受け止める
- お子さんの目を見る
ことで、あなた自身のイライラが収まります。
お子さんに対して冷静に接することができますね。
そして冷静になった時点で、
- 食べ物を粗末にしてはいけない
- 食べ物や食器はオモチャではない
ことを伝えていきましょう。
2歳児の育児はどうしても気が休まりません。
休まらない状態が続く中『ご飯の時間が一番辛い』と、多くのママ、パパは感じています。
ここでお伝えしたいことは、[辛いと感じる=あなたの思い通りにいかない]からなんですよね。
そんな時は、一旦深呼吸して、お子さんと向き合ってみて下さい。
お子さんはあなたと対等なのだ、と受け入れてみるのです。
受け入れることで、結果的にあなたのイライラが収まることに繋がるのでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コチラ↓ポチっとして頂けるとうれしいです!

にほんブログ村

育児・アドバイザーランキング