「子供を叱ってばかりで褒めるのが難しい・・・」
「子供を褒める『100の言葉』ってなに?」
この記事は、そんなあなたへ向けて書いています。
はじめまして。ブログ運営者の 田崎 愛香(たさきあいか)と申します!
ママと子のしあわせを作るベビーシッターとして、現在は東京都を中心に活動中です。
※プロフィールの詳細はこちら
結論、子供を褒めることに対して”考え方・心構え”を根っこから変えてみましょう。
褒めることを”認める・共感する・勇気づける”ことだと、意識してみるということです。
意識することであなた自身から、言葉が自然と出てくるようになります。
あなたの心からの言葉を聞くことで、子供は幸福度が上がり満たされるでしょう。
そこで今回は、下記の3点をお伝えしていきます。
- 子供を”褒める”に対する考え方・心構え
- 子供が伸びる100の言葉一覧
- 子供の心に響く”100の言葉”の上手な伝え方
保育歴10年のプロとして、保育士目線でのお話もしていこうと思います。
この記事が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
それでは、早速見ていきましょう!
*おすすめ記事:子育てにおいてあなたがやめるべきたった一つのこと
子供を”褒める”に対する考え方・心構え

「子供を褒めるのが苦手・・・」
そう感じているあなたは、子どもに対して『できたときは褒めなきゃ』と思っているのではないでしょうか?
そんなあなたにお伝えたいことは、
- 子供を認める
- 子供に共感する
- 子供を勇気づける
という考えを持ってほしいということです。
この考えがないと、
- 子供に対し、できたときは褒めなければいけない=できなかったことは褒めたくないと思うようになる
- 子供の“できないこと”が続くたびに、自覚のないストレスが溜まるようになる
そして、それを受けた子供は、
- 結果だけ・評価だけを気にするようになる
- 褒められるからやりたい=褒められないことはやらない(「叱られるからやらない」と同じ原理)
このように、結果だけを気にして過ごすようになってしまうのです。
あなたと子供は対等です。
対等に接していくことで、これからお伝えする100の言葉がおのずと出てくるようになりますよ。
子供を褒めるより、認め・共感し・勇気づけよう

「子供を褒めるよりも共感する?難しそう・・・」
大丈夫です!難しく考えることはありませんからね。
ポイントは、子供の心を満たすように接していくこと。
具体的には、
- 子供を受け入れる
- あなたの気持ちを伝える
- 子供の気持ちを言葉で表現する
- 子供がしたこと・事実をそのまま伝える
この4つの方法を試していくだけです。
詳しく説明していきますね!
①子供を受け入れる
基本となる部分ですね。子供をまるっと受け入れてみましょう。
考え方や行動、態度。また、発言や外見も含めたその子の“すべてを”です。
認めることは、受け入れること。
子供を一人の人間として、尊敬し接することを意識してみましょう。
②あなたの気持ちを伝える
あなたの気持ちを、言葉にして子供に伝えてみましょう。
「ママもそう思うよ!」「ママ嬉しいな~」「ママも楽しい!」「ママは悲しいな・・」などなど。
突然ですが、あなたが気軽に気持ちを表現できる相手は誰ですか?
家族だったり、心を許している友人だったりしますよね。
それは同時に、相手を対等もしくはそれ以上だと認めていることになります。
子供も同じです。
あなたが気持ちを伝えることで「認められている」と感じ、心も満たされることでしょう。
余談ですが、気持ちというものは、思っているだけでは99%の確率で相手には伝わらない(と思っておいた方が良い)です。
ですので、「今どんな気持ちなのか」「どんな感情なのか」を知らせるためにも言葉で表してみると良いでしょう。
③子供の気持ちを言葉で表現する
子供の気持ちを言葉で表現してみましょう。
「楽しいね!」「ちょっとドキドキするね」「なんだろうね」「不思議だね」などなど。
子供を受け入れる姿勢がないと、子供の気持ちを表現することは難しいですよね。
関心がある・受け入れていることは、ちゃんと子供にも伝わっていますよ。
あなたが表現してあげることで、「ママはぼくを見ていてくれている」「分かってくれている」と感じ、心が満たされるのです。
④子供がしたこと・事実をそのまま伝える
子供がしたこと・事実をそのまま伝えてみましょう。
たとえば、ピーマン嫌いな子がピーマンを食べることができたときは、「ピーマン食べられたね!!」と伝えられると良いですね。
このように、子供が何かをやり遂げたときには、目に見える事実を伝えることをおすすめします。
しかし、嫌いなものを食べられたときというのは、あなたにとっても飛び上がるほどうれしい瞬間ですよね。
そんな時にとっさに出てくる言葉は、「すごい!」や「えらい!」ではないでしょうか。
「すごい」「えらい」がいけないとは言いません。
ただ、「すごい」とだけ伝えているのであれば、ここでお話していることを思い出してほしいのです。
なぜなら、子供が結果だけを気にするようになるから。
結果や評価だけを褒められることに慣れると、“褒められないことはやらない、受け入れない”ということが身についてしまいます。
(例)
かけっこで1位になった。ママから「すごい!」と褒められてうれしかった。
2位では「すごい」と言ってもらえなかった。
↓
1位以外はすごくないんだ・・
1位じゃないと頑張る意味はないんだ・・
ママが1位以外で声を掛けなかったのは、たまたまかもしれませんし、そこまで考えていなかったかもしれません。
しかしこれが繰り返させることで、お子さんは結果や評価だけを気にするようになってしまいます。
大切なことは、「結果」だけではなく頑張った「過程」です。
たとえ1位でなくても「最後までよく走れたね!すごいことだよ!」と、頑張ったことそのものを認めるように伝えていきましょう。
それにより子供は、「頑張ったことが良いこと」だと感じられるようになり、果敢に挑戦する気持ちも育っていきますよ。
もう一つ、大事なことをお伝えします。
結果を出したときだけ褒められると、子供は「またママに認められたい!」と思うようになります。
これは人間誰もが持っている“認められたい欲(承認欲求)”です。
実際に、この欲求があるからこそ頑張れることもあるでしょう。
一見良さそうに感じるのですが、これがエスカレートすると他人に依存し、自分の意思(自分軸)が失われます。
無意識のうちに他人軸となり、成長とともに自分の気持ちを押し殺していることすら感じなくなってしまうのです。
少しビックリするようなお話だったかもしれませんが、「結果だけを認める」ということは、こういう可能性もあることを覚えておいてただけると幸いです。
子供が伸びる100の言葉一覧!幸福感と自信へのマジックワード

お待たせしました!
こちら↓が子供へ伝えたい100の言葉です。
一覧の通り、子供に伝わる・子供が自信を持てるフレーズや言葉は短いのです。
さらに、
- 子供の目を見て
- 心を込めて
- 短く
伝えることで、子供の記憶に残ります。
伝えるときは一度にたくさんいうのではなく、子供の行動ひとつに一言を意識してみましょう。
一度に多くのことを伝えようとすると、子供は何を言われているのか分からなくなってしまいます。
行動ひとつに一言、短い言葉で伝えることで、
- 何に共感してくれたのか
- 何を認めてくれたのか
を、子供自身が理解できるようになりますよ。
子供を褒めるよりも認めよう!『100の言葉』を上手に伝えるコツ

子供との関わりで大切なことは、伝え方。100の言葉が、より上手に使える具体的なコツは下記の通りです。
- 名前を加える
- 事実を共感する
- 頑張ったことを認める
順に詳しくお伝えしますね。
①名前を加える
「〇〇ちゃん、うれしいね!」
と、子供の名前をたくさん呼んであげましょう。
名前を加えることで、「あなたに関心があるのよ」ということが子供に伝わります。
②事実を共感する
「もう用意できちゃったの!?早かったね~!」
「宿題?今日も頑張ってるね!」
「お靴履けなかったの~難しかったね」
基本的には、子供の行動ひとつに対し一言が望ましいです。
すべてを認めることにより、『できる自分』だけではなく『できない自分』も受け入れてくれているのだと、安心できるようになります。
③頑張ったことを認める
繰り返しになりますが、頑張ったことを認めましょう。
そしてそれを言葉で伝えていきましょうね。
「よく我慢したね」
「たくさん勉強したんだね」
「たくさん集められたね」
頑張ったことそのものをあなたが認めることで、子供の心が満たされていきます。
結果、『頑張ること自体が、良いことなのだ』と子供自身で認識できるようになっていきますよ。
まとめ

【子供に伝えていきたい100の言葉】についてのまとめです。
(ご自身のメモにどうぞ♪)
子供は褒めるのではなく、
- 認める
- 共感する
- 勇気づける
と意識していくこと。
100の言葉とは
- あなたが子供と対等に接することで自然に出てくる言葉
- 心を込めて伝えることで子供の心が満たされる言葉
であること。
これを意識して接していけば、子供は心が満たされるようになります。
心が満たされる=幸福感を感じられる
そうして自己肯定感が高い大人へと成長していくのです。
また、100の言葉を伝える時は
- 子供の目を見て
- 心を込めて短く
- ひとつの行動ごとに
- 名前を加えて
- 事実を共感して
- 頑張ったことを認める
ように、伝えていきましょう。
『心で対話する』ように意識してみること。
そうすることであなた自身、褒めることが苦手・・・という悩みすらなくなるようになりますよ。
子供とあなたは対等なのです。
対等に接していくことで、子供もあなたも心が満たされるようになるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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